5年後10年後 こどもたちが健やかに育つ会 にしあわくら

01 勉強しよう。

私たち家族は、子どもをなるべく汚染の少ない場所へという思いから、
この岡山県北の西粟倉村に避難してきました。
夏の終わりに移住して、数ヶ月が慌ただしく過ぎました。
東京からこの西の地に移り住んだことで、すべてが終わったわけではありません。
この国が本当の意味での復興、子どもたちを放射能から守ることを考えない限り、
どこにいても内部被曝のリスクがなくなることはありません。

5年後、10年後の健康被害。
確かなことは誰にもわかりません。
わからないから大丈夫、と思うのか。
わからないから気をつけよう、と思うのか。

気をつけよう。
子どもたちから、これ以上奪ってはいけない。
そのために、勉強しよう。

この村では、放射能が身近な問題として全く意識されていません。
揺れることすらなかったこの地では、当然のことなのかも知れません。
それでも、今勉強しなければ守れないものが、たくさんあります。
汚染を免れたこの地だからこそできることも、たくさんあります。

3ヶ月、母子避難をして、最近ようやく家族が揃いました。
自分の子どもを守ることで精一杯でした。
少し落ち着いてきて、ようやく次の一歩を決めました。

勉強しよう。

私は専門家ではありません。
子どもを守りたいという気持ちだけで、時間の許す限り勉強しました。
わからないことばかりです。
確証があるわけでもありません。
ただそれでも、私たちは勉強するしかありません。
そうすることでしか、納得のできる判断はできないから。

この村が、子どもを守る村になることを願っています。
汚染地の子どもを保養させる場所にもできるでしょう。
心配のない野菜を作ることもできるでしょう。

子どもを守りたい。
孫を守りたい。
将来の子どもを守りたい。
もちろん、自分自身を守りたい。
そんな思いで、小さな勉強会を重ねていきたいと思っています。
一緒に勉強しましょう。

5年後10年後 こどもたちが健やかに育つ会。
この会は、神奈川県葉山町の有志の方達が発足し、各地で広がっています。
この小さな西粟倉村でも、その想いが繋がりますように。

2012/2/1 鈴木菜々子

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