5年後10年後 こどもたちが健やかに育つ会 にしあわくら

まとめ
2012年2月 のまとめ

最初の勉強会の様子を、記事にしていただきました。

Read More

寒さのぶり返した日曜日、村の図書館の和室で「最初の勉強会」をさせていただきました。

村で子育て真最中のお母さん、お父さん、県内から来てくれた人、ご近所さん、ちびっこも参加。10人ほどの方たちが集まってくれました。ちょうど仙台から遊びに来ていた私の夫の母も参加してくれて、被災地のお話などもありました。先日記事を書いて頂いた毎日新聞の記者の方も、子どもをもつ母親として興味を持って来てくれました。下は2歳から上は85歳まで。私が心配することもなく、皆さんあちこちでおしゃべりが始まっていて、素敵な雰囲気で始まりました。軽く自己紹介から、と思っていたのですが、この時点ですでにみなさん予想以上にお話をしてくださって。勉強も大事だけど、こうやって人と人が出会って繋がる場にしていきたいと思いました。

今回は、「福島の原発事故」を、人に説明できるぐらい理解するために。ということをテーマにしました。当日は資料を見ながらお話を進めたのですが、その資料を作成することで私自身多くのことを学びました。原発事故や放射能被害についての議論をするとき、危険かどうかの判断をするとき、自分の意見を持つために。それには「原子力発電」とはなにか、「放射能」とはなにかを知ることが先だと思いました。私たちは、ほんとうに知らないままに暮らしてきたんだと実感しました。ニュースで耳にする言葉も、わからないままに聞き流してしまっていることが多かったように思います。「もんじゅ」「基準値以下」「メルトダウン」「年間1ミリシーベルト」「チェルノブイリ」。どれも人に説明するにはちょっと。というものばかりです。

ということで、そもそもの「原発とはなにか」というところから始めて、福島の事故、汚染状況、現状などをお話ししました。途中で、意見や感想や疑問などの発言もあり、1人で勉強することとは違う、有意義な時間となりました。皆さん初めて知ったことも多かったようでした。私も専門家ではないので、至らない点もあったかと思いますが、何よりも事実を知るということが始めの一歩ですね。その後の意見交換など、あまり時間がとれなかったのですが、皆さんに一言ずつ感想を頂きました。

被災した農家の母を目の前に、汚染のことなどをお話するのは少し申し訳ないような、複雑な気持ちでした。それでも、現地の生の声を遠く離れたこの村で聞くことは、皆さんにとっても、私にとっても貴重なものでした。原発や放射能の問題と、震災・津波の被害からの復興。別の問題だけれど決して切り離すことのできない難しさ、個人的には実家の問題でもあります。批判し合うことに終始してしまいがちな今、自分の足元から、できることから、と改めて思いました。

「5年後10年後 こどもたちが健やかに育つ会」。その言葉に共感して参加してくれた方もいました。今回私がテーマにさせていただいたのは、原発事故や放射能の勉強でした。けれどこの言葉には、それだけではない、子どもたちの未来をつくるあらゆる要素が含まれています。この村で、この小さな村だからできること、大切にしたいもの。そういう思いでこれからも繋がっていけたらな、と思いました。他にも、おじいちゃんから原爆の話があったり、震災当時の西日本の様子を教えて頂いたり、今後の未来に向けての明るい気持ちを聞くこともできました。

最後にとても印象に残ったのは、汚染されてしまった世界でも、人間が生きる力を信じたい。汚れてしまった土地も、いつかはもとに戻ると信じたい。という力強い言葉でした。その想いがなければ、子どもたちに繋いでいくことはできないんだと、深く考えさせられました。

長くなってしまいましたが、素敵な「最初の勉強会」になりました。ニュースから一歩踏み込んだ視点を持つきっかけになったというご意見もいただき、とてもよかったです。ご協力いただいた方、参加してくれた皆さん、ありがとうございました。次回に向けて、みなさまのご意見お待ちしております。今回参加できなかった方も、お気軽にお声掛けください。

鈴木菜々子 2012/2/27

Read More

岡山県内版の毎日新聞に記事を掲載していただきました!
只今、最初の勉強会に向けて猛勉強中です!!

Read More

「5年後10年後 こどもたちが健やかに育つ会」にしあわくらの、チラシを作りました。
周りの絵は、うちの子どもに描いてもらいました。
楽しそうでした。

5年後10年後 こどもたちが健やかに育つ会 にしあわくら

Read More

最初の勉強会の日時と場所が決まりました。
教育委員会の方から連絡があり、今回は村の施設を会場として使えることになりました。
よかった!

「最初の勉強会」
お茶をのみながら、自己紹介や情報の共有をしましょう。
参加を希望される方は、2/19(日)までに、お名前と人数をお知らせください。

日 時:2012年2月26日(日) 13:00~15:00
場 所:あわくら会館(図書館)1階和室
参加費:200円(資料コピー代として)
☆美味しいお茶付き!当日はマイカップをお持ちください!

申込先:鈴木菜々子
suzukinanako@nottuo.com
※この会は西粟倉村ではなく、私個人が発足したものです。
村へのお問い合わせはご遠慮いただき、上記の連絡先へお願い致します。

Read More

「5年後10年後 こどもたちが健やかに育つ会」の最初の勉強会に向けて、
チラシを作って役場や小学校に行ってみた。

役場のおじさんは、私たちが移住してきた時から面倒を見てくれていて、
この会の説明をしたときも、知識を共有することは大切だと言ってくれた。
役場にチラシを置いてもいいし、会場を借りるなら教育委員会に行ったらいいと教えてくれた。

そのあと小学校に行って、校長先生と栄養士の先生と話をした。
学校っていうよりも、個人として、例えば母親として、父親として、将来子どもを産む女性として。
そんな気持ちで一緒に勉強していきたいということを伝えた。
学校でも、来週の参観日にチラシを置いてもいいですよ、と言ってくれた。

他にも何人かと個人的に会のことを話した。
普段あまり繋がる機会のない村人。
それでも話しをしてみると、子どもたちの未来や放射能のことに関心がない、なんてことはない。
私は「放射能の勉強」をきっかけとして提示したけれど、結局は子どものこと。この村のこと。
話していると、料理教室とか、子どもたちと大きな絵を描きたいとか、どんどん話は広がっていく。
すごくいいなと思った。
放射能は、子どもたちの未来を考える上でのひとつのテーマであって、すべてではない。

サイトを作って、そのあと子どもと一緒にカラフルなチラシを作って、
もう一度サイトを見たらめちゃくちゃ堅くて、反省した。
話題にしにくい、とっかかりにくい、あやしい、こわい。などなど。
「そんなこと言ってる場合じゃないのに!」という思いもあるけれど、
確かにそれは重要なことなんだと思った。
「放射能」という言葉が、遠いこの地に来てもやっぱりタブー化しているところがあって、
それはもしかしたら、被災地の人々に対する思いやりの類いから発生しているのかも知れなくて、
それがいいとか悪いとかではなく、誰かに何かを伝えようとするときに、
無視することのできないものなんだと思い至った。

そんなことを思いながら、当日の勉強会の内容や、これからの村人との繋がりを考えている。
そして、そんなことを考えながら、村の教育委員会に行ってきた。
やっぱり会場は村の施設を使いたいと思ったから。
この村には、若杉会という未就園児の子ども会があって、私も参加している。
いつもその会で使っている広い部屋が、子ども連れにも良さそうだなと思って、聞いてみた。
薄々予想はしていたけれど、やっぱり「はいそうですか」とは行かなかった。
私の認識では、村人が村の施設を使うのに問題はないはず。
この会の主旨も、そんなに馬鹿げたものではないはず。
全国の会のブログを見ても、自治体の施設を会場にしている所はたくさんあった。
むしろ私は、村の人たちと繋がることのできるチャンスだと思っていた。

彼らがどういう思いで、渋々「検討します」という回答に至ったかは知る由もないけれど、
この小さな村の大きな問題点を垣間みたような気がした。
美しいもの、素晴らしいもの、あたたかいものは、本当にたくさんあると思う。
都市にはなくなってしまったものが、この村には残っている。
でも、どんな場所にも「あれ?」と思うことはあって、
この村ではそれが、新しいものや変化に対する拒否反応なんじゃないか。
古いものを残すことと、変化を受け入れることは矛盾するようだけど、そうじゃない。
その辺のバランスが難しいから、こんなにも都市と田舎は分断されているんだと思う。
きっと色んな問題と繋がっている。
過疎化、Iターンもそうだろうし、原発利権や避難の問題も、この国の政治も。

この村に来て半年。
まだまだ新参者だけど、村の子どもたち、村の未来を考えたいと、本気で思っています。

2012/2/7 鈴木菜々子

Read More

西粟倉の自宅周辺の、土壌調査の結果です。
移住先で農作物を作るために、きちんとした調査をしたくて昨年10月に調べました。

ヨウ素-137 検出せず(2.9bq/kg未満)
セシウム-134 検出せず(1.2bq/kg未満)
セシウム-136 検出せず(3.3bq/kg未満)
セシウム-137 7.5bq/kg

セシウム-137の半減期は30年。
1945年以前は自然界には存在しませんでした。
岡山県と鳥取県の県境には人形峠というウラン鉱山があって、この辺りの温泉はラジウム泉。
自然放射線量も若干高めです。
だけどこれは、今回のセシウム-137の数値とは関係がないということです。
ということは、原爆の残りか、核実験の残りか、他の原発の事故によるものでしょうか。
ところで、自然放射線量の高低と、福島原発の事故による放射能汚染の状況を比較して、
「日本中どこへ行っても同じ」と思考停止に陥ることは危険だと、私は思っています。

セシウム-134の半減期は2年。
今回の調査では検出されませんでした。
そのことから、福島原発由来の汚染はなさそうです。

不安を煽るためではなく、安心のために調査をすること。
この村では、野生の鹿や猪を食べることがあります。
また、ここはお米の産地でもあり、村のお米は給食にも使われています。
「源流の村」と言うならば、水の汚染は致命的なはずです。
地形や風向きによって汚染がどのように広がっているかは、調査をしなければわかりません。
土壌や食品の調査に関して、村が積極的に動いてもらえるように呼びかけていきます。

2012/2/1 鈴木菜々子

Read More

(ほんとうに心許なくて、申し訳ないのですが)
この会に興味を持って頂いた方たちと、最初の勉強会をしたいと思っています。

日時や場所などは、参加者の方たちの予定をお聞きしてから決めるつもりです。
勉強会と言っても、はじめは自己紹介と、私の知っていることを共有するような、
お茶のみ会のようなものを考えています。

私は教授でも専門家でもないので、調べたこと、知っていることはそんなにありません。
それが真実かどうか、皆さんを納得させることもできないかも知れません。
それでも、自分で勉強して出した自分の答えには、納得できます。
そんな風に、みんなで少しずつ勉強していけたらいいなと思っています。

特別な資料を用意することもできないかも知れませんが、
気軽な気持ちで是非、参加してください。
参加を希望される方は、2/12(日)までに、お名前と人数をお知らせください。

「最初の勉強会」
日時:参加者の方たちと決めたいと思います。2月中の予定です。
場所:参加人数によって決めたいと思います。村内のどこか。
対象:みんな。小中学生もおじいちゃんおばあちゃんも。
申込先:鈴木菜々子
suzukinanako@nottuo.com
知社に住んでいます。午前中なら声をかけてください。

2012/2/1 鈴木菜々子

Read More

私たち家族は、子どもをなるべく汚染の少ない場所へという思いから、
この岡山県北の西粟倉村に避難してきました。
夏の終わりに移住して、数ヶ月が慌ただしく過ぎました。
東京からこの西の地に移り住んだことで、すべてが終わったわけではありません。
この国が本当の意味での復興、子どもたちを放射能から守ることを考えない限り、
どこにいても内部被曝のリスクがなくなることはありません。

5年後、10年後の健康被害。
確かなことは誰にもわかりません。
わからないから大丈夫、と思うのか。
わからないから気をつけよう、と思うのか。

気をつけよう。
子どもたちから、これ以上奪ってはいけない。
そのために、勉強しよう。

この村では、放射能が身近な問題として全く意識されていません。
揺れることすらなかったこの地では、当然のことなのかも知れません。
それでも、今勉強しなければ守れないものが、たくさんあります。
汚染を免れたこの地だからこそできることも、たくさんあります。

3ヶ月、母子避難をして、最近ようやく家族が揃いました。
自分の子どもを守ることで精一杯でした。
少し落ち着いてきて、ようやく次の一歩を決めました。

勉強しよう。

私は専門家ではありません。
子どもを守りたいという気持ちだけで、時間の許す限り勉強しました。
わからないことばかりです。
確証があるわけでもありません。
ただそれでも、私たちは勉強するしかありません。
そうすることでしか、納得のできる判断はできないから。

この村が、子どもを守る村になることを願っています。
汚染地の子どもを保養させる場所にもできるでしょう。
心配のない野菜を作ることもできるでしょう。

子どもを守りたい。
孫を守りたい。
将来の子どもを守りたい。
もちろん、自分自身を守りたい。
そんな思いで、小さな勉強会を重ねていきたいと思っています。
一緒に勉強しましょう。

5年後10年後 こどもたちが健やかに育つ会。
この会は、神奈川県葉山町の有志の方達が発足し、各地で広がっています。
この小さな西粟倉村でも、その想いが繋がりますように。

2012/2/1 鈴木菜々子

Read More